リハビリ美術館「明日への窓」

 

1990年より2014年秋まで、千葉労災病院には、リハビリ美術館「明日への窓」というギャラリーがあり、言語や身体にハンデのある方の作品を200点以上1階廊下に展示していました。
 さらに2階には、一般市民用の約80点展示できるギャラリー「辰巳の空」がありました。また、各病棟の廊下には、市内写真サークルの有志の作品、希望する患者さんの個室にも、市内の絵画愛好家が寄贈してくださった作品を掲示しました。

 これだけ多くの作品を掲示した病院は、ほかになかったのではないかと思います。
現在の ”Hospital Art” や”臨床美術”の先駆けとなりました。

  以下のように論文にもなっています。安田清, 岡田智子, 佐土原恵, 吉武信子, 内村元, 小野美栄. 障害者ギャラリー[リハビリ美術館:明日への窓]の院内設置とQOL. 総合リハ, 21, (11), 977-980.1993.

 2016年2月、新館建設などにより、以上すべて閉鎖しました。ここに、運営に協力してくれた患者さん、ご家族、そして多くのボランティアさんなどへ感謝を込めて、このホームページでありし日を記録に残したいと思います。
 より詳しく知りたい方は、最下部の作品紹介ボタンを押してください。右半身マヒのため、多くの作品が左手で書かれています。中には足で書かれたものもあります。言語、記憶、身体のハンデのある人の見本になれば幸いです。

 http: //blogs.yahoo.co.jp/rousairihaka/folder/892208.html?m=lc&p=12

 

すぐ下の書は、右麻痺で失語症になられた方が、左手で書かれたものです。

3番目のこのギャラリーへの作品展示者が詩を作ってくれました。

4番目は、その詩に、曲をつけてくれたものです。