今日、物忘れのある患者さんがとても便利で、買い物に重宝していると言ってくれました。
自分で作る方法
はじめに
もの忘れを減らす機能があるメモ帳の作成法を公開します。このメモ帳は安く、少ない加工で作れます。作業所や認知症カフェなどで作り、無料、有料で高齢者に配ることもOKです。
もの忘れのある人は何度も同じことを聞きます。そこで、答えを付箋に書き、その付箋が下を見た時、手に触れた時に目に入るよう、15年かけて考えました。これで、同じことを聞く回数や用件のやり忘れが減ると思います。例えば、「今日は何日?」の答えや、「電話を3時にかける」などです。
移動時はこのメモ帳の付箋に書いておき、後でその付箋を、以下の「新記憶サポート帳」に貼れば、情報の一元管理ができます。
首掛けにすると手帳が斜めになりますが、その方が“スマート”に見えます。このため、スマートメモ帳と名付けました。
もの忘れが始まる前にこれらのグッズを使い始めるのが理想です。メモを取らない高齢者などに薦めてくださると嬉しいです。皆でもの忘れや認知症に対処できるグッズを開発しましょう!
詳しくは、以下のPDFをご覧ください。
上記のものは、手帳の隅にハトメをあける、丸カンをつけるなどの手間が少しかかります。そこで、それらの手間を省いたより簡単な方法を紹介します。
前期の手帳はかけた時、スマートに見えるよう、あえて斜めにかけました。この場合は、手帳を開いたままメモを見るとき、やや見にくくなります。そこで、真横に吊り下げる方法を紹介します。
手帳が揺れるときは、途中でダブルクリップ、または髪留めで揺れを留めます
このように、開けたとき、手帳の手前の上辺をダブルクリップで留めます。そこに、100円ショップなどで売っているフック付き紐をつけます。
上の図の右下には、ハトメをあけて丸カンをつけています。しかし、左図はハトメなどを使わず、その代わりにダブルクリップをつけています。向こう側の同じ部位もダブルクリップをかけ、紐を掛けます。
ダブルクリップは着けたあと、2本の腕が邪魔になります。1本または、2本を外して、使うこともできます。
ただし、再び外すときは、2本の腕を入れなおしてから、外します。したがって、なくさないように保管しておいてください。
上記で紹介した、メモ帳は、ダイソーの名刺入れを使っていました。しかし、現在、発売中止です。幸い、100円店のセリアの名刺入れが大きさ、デザインともに最適なことを見つけました。以下、それをつかった写真を載せます。作りまたは同じです。クリップは写真のように、100円店の金色のクリップがおしゃれです。