市販されている日記などは防備録を目的としたもので、もの忘れや記憶障害のある方には適しません。昨日やったこと、明日やらなくてはいけないこと、生活上の注意事項などの情報が思い出せるような日記が有用です。
私が開発した新記憶サポート帳はやったことを書くだけではなく、今日の予定、行ったことの記録、生活上の重要事項の確認、今後の予定、出費などが記入しやすい形になった、世界初、もの忘れ対処用日記です。
さらに見開き左のページには白紙のページがあり、領収書を張ったり、漢字の練習をするなど自由に使えます。現在、これは「新記憶サポート帳」1200円(3ヶ月間書けます)として、(株)エスコアール出版部が市販中です。
新記憶サポート帳の
お問い合わせは、
(株)エスコアール
〒292-0825
千葉県木更津市畑沢2-36-3
電話 0438-30-3092
ホームページhttp://www.escor.jp/へどうぞ。
この新記憶サポート帳を簡単に説明します。前日までに翌日の計画を立て、それを「予定」欄に書いてもらいます。当日はその「予定」を見ながら、やるべきことを忘れずに行うようにします。そして、「実際にやったこと」欄にそれを書きます。
食事内容を記す「食事」欄は、食後に食べたおかずを思い出して書いてもらいます。食べる前にそれらを書いてもよいでしょう。
薬を飲んだら「薬」欄に印を付けたり、飲んだ時間を入れます。
「金銭出納」には使途不明金が出ないよう出費をしっかりと書きましょう。
「覚えておくべきこと」欄です。同じことをよく聞く方は、質問したことを忘れたり、答えが覚えられないため何度も聞いてきます。そこで、この「覚えておきべきこと」欄に毎日同じことを本人に書いてもらうのです。それを覚えるまで続けます。ある一人暮らしの方は、「メガネは、玄関の上におく」、「買い物にはメモを持っていく」と毎日書いてもらった結果、それらの行動が定着、メガネの置き忘れなどが減りました。
同じく、「今後の予定」欄には「○月○日○○に行く」などと書いておきます。そして、それをその予定日が来るまで、毎日書くのです。こうすれば、毎日その予定を書くので、予定を忘れることがかなり減ります。
新記憶サポート帳上部
新記憶サポート帳下部
そのほか、体重、血圧、歩数などを書く欄もあります。
見開きの左側のページは白紙ですので、領収書などが張れます。さらに、そこにその日の写真を貼ったり、絵を描いたりすれば、後からより鮮明に思い出せるでしょう。
日記をつける時間に目覚まし時計などが鳴るように設定しておけば、つけ忘れがかなり防げます。そのほか、日中書いたメモを直接このサポート帳に貼ることができます。さらにこのサポート帳は冷蔵庫の表などに張り、何度も見たり、記入するようにします。
付箋と枠の大きさがほぼ同じ 外出先で書いた付箋を貼り付けられる
新記憶サポートは常に開いておく
例えば、冷蔵庫に
それでも、このサポート帳がうまく使えない方は、このホームページで紹介している各種のメモ帳の利用を試みてください。